ドライブレコーダーを選ぶとき、やっぱり信頼できる国産メーカーがいいですよね。コムテック(COMTEC)はドライブレコーダー国内販売数量No.1を誇るメーカーで、特にエントリーモデルのZDR043とZDR018は価格も手頃で人気の機種です。
でも、この2つの機種、実は価格帯がほぼ同じで「どっちを選べばいいの?」って迷っちゃいますよね。今回は実際の使用感やスペックの違いを詳しく比較して、あなたにピッタリの選択肢を見つけるお手伝いをします。
この記事で分かること
- 2機種の詳細スペック比較
- 実際の使用感の違い
- コストパフォーマンスの差
- どんな人にどちらがおすすめか
結論から言うと、ZDR043の最安価格は15,799円、ZDR018の最安価格は16,334円とほぼ同価格帯ですが、発売時期や機能面で微妙な違いがあります。
スペック比較表
項目 | ZDR043 | ZDR018 |
---|---|---|
発売日 | 2023年6月 | 2024年6月 |
画素数 | 前後200万画素 | 前後200万画素 |
画角 | 水平114°垂直59°(対角139°) | 水平114° 垂直59°(対角139°) |
F値 | 2.1 | 2.1 |
フレームレート | 27.5fps/17.5fps | 27.5fps /17.5fps |
液晶サイズ | 2.0インチ | 2.0インチ |
HDR機能 | HDR固定 | HDR ON固定 |
本体サイズ | 67.0×49.3×30.9mm | 類似 |
運転支援機能数 | 3項目 | 7項目 |
パッと見た感じ、基本スペックはほぼ同じですね。
でも、運転支援機能の数に大きな違いがあります。
ZDR043とZDR018の基本仕様比較
発売時期と位置づけ
まず基本情報から。ZDR043は2023年6月16日発売の比較的新しいモデルで、ZDR018は2024年6月14日発売の最新モデルです。つまり、ZDR018の方が1年ほど新しい機種なんですね。
画質・録画性能の違いを詳しく解説
基本的な画質は同等レベル
両機種ともフロント・リアともに200万画素のFullHD(1920×1080)で録画されます。昼間の撮影では、ナンバープレートもしっかり読み取れる十分な画質です。
夜間の撮影については、どちらも高感度センサーを使っているわけではありませんが、夜間も、フロントはもちろんリアもPCでファイルを拡大すれば数字も読み取れるレベルの実用性は確保されています。
HDR機能の違い
ここが意外に重要なポイント。ZDR043とZDR018では、HDR機能の実装に微妙な違いがあります。
- ZDR043: HDR固定で動作
- ZDR018: HDR ON固定で動作
実質的には同じような機能ですが、ZDR018の方が新しい設計になっています。HDR機能は、白飛びなどの明暗差を補正、逆光にも強く、安定した映像を記録してくれるので、トンネルの出入り口や朝夕の撮影で威力を発揮します。
実録画品質について
液晶表示が小さいので、画面で見る分には非常にきれいですが、PCで再生すると「記録用」として必要十分な画質という感じ。旅行の思い出動画として使うには物足りないかもしれませんが、事故の証拠として使うには全く問題ありません。
機能面での違い – ここが最大のポイント!
運転支援機能の充実度が大違い
これが2機種の最も大きな違いです。
ZDR043の運転支援機能(3項目)
- 後続車接近お知らせ機能
- 先行車発進お知らせ機能
- 前方信号お知らせ機能
ZDR018の運転支援機能(7項目)
- 後続車接近お知らせ機能
- 先行車発進お知らせ機能
- 先行車接近継続お知らせ機能
- 先行車接近お知らせ機能
- 前方信号お知らせ機能
- ドライブサポート機能(急加速・急減速・急ハンドル検知)
- 車速アラーム機能
ZDR018の方が圧倒的に運転支援機能が充実してるんです。
特に「先行車接近継続お知らせ機能」は、意図しないあおり運転を防いでくれる機能で、これは結構重要だと思います。
その他の共通機能
両機種とも以下の基本機能は共通しています
駐車監視機能: オプションのHDROP-14ケーブルが必要
microSDカードメンテナンスフリー: 定期的にフォーマットせずに使用できる
3年保証: 安心の長期保証
高速起動: 通電から約2秒で高速起動
操作性・UI設計の違い
プッシュレバースイッチの採用
両機種とも、直感的で簡単な操作を可能にするプッシュレバースイッチを採用しています。
これ、実は結構いい選択だと思うんです。
最近のドラレコはタッチスクリーンが多いんですが、タッチスクリーンって、レスポンス悪いとむしろストレスになるし、運転中に細かいタッチ操作するのって結構危険ですからね。
物理ボタンの方が確実に操作できるし、指紋等で画面が汚れる心配もありません。
設置・取り付けの違い
コンパクトなボディサイズ
両機種とも業界最小クラスのコンパクト設計です。フロントカメラのサイズが67.0×49.3×30.9mmと、本当に小さいので視界の邪魔になりません。
取り付け時の注意点
実際に取り付けた方のレビューを見ると、フロントカメラもリアカメラも縦の角度調整のみで、固定後は横方向へ動かせませんので、取り付け時の位置決めが重要です。
また、アイサイトなどの先進安全装備が付いている車では、カメラの設置位置に制限があるので事前確認が必要ですね。
実際の使用感レビュー
ユーザーの満足度
ZDR043の満足度レビューは4.27点(13人)、ZDR018の満足度レビューは3.71点(8人)となっています。ZDR043の方が評価が高いですが、ZDR018はまだ発売されたばかりなので評価数が少ないのが現状です。
実際のユーザーコメント
気になる点: 「017にあったドラレコの感度調整機能が削られたようです。車種によっては、サスが固いのでこのドラレコの感度調整機能を必要とする場合があります」
ZDR018ユーザーの声: 「コンパクトなボディで視界を妨げず、200万画素のフロント・リアカメラを搭載しており、夜間でも明るくきれいに映る」
「ZDR017を利用していてとても満足しているので、最近手に入れた別の車のドラレコとして、ZDR017の後継機らしい当該モデルを選びました」
録画データの管理
ファイルは、拡張子AVI、30秒単位 50Mbyte/1ファイルで各モード単位フロント、リア別に保存されます。付属の32GBのSDカードだと数時間分しか保存できないので、長時間ドライブが多い方は大容量のSDカードへの交換をおすすめします。
価格とコストパフォーマンス
現在の価格状況
ZDR043
- 価格.com最安価格:15,799円
- 売れ筋ランキング:13位
ZDR018
- 価格.com最安価格:16,334円
- 売れ筋ランキング:7位
ZDR018の方が約500円高いですが、運転支援機能が7項目と充実していることを考えると、この価格差は妥当だと思います。
長期使用を考えた投資価値
両機種とも3年保証が付いているので、長期使用の安心感はあります。「ディーラーオプションのドラレコと比べるとかなり安いが、性能は満足のいくもの」という評価もあり、コストパフォーマンスは良好です。
どちらを選ぶべき?用途別おすすめ
ZDR043がおすすめな人
シンプル派・コスト重視派の方:
- 基本的な録画機能があれば十分
- 運転支援機能はそれほど重要視しない
- 少しでも安く抑えたい
- 2023年モデルでも気にならない
ZDR043は業界最小クラスの2カメラドライブレコーダーとして発売され、あおり運転の被害者にならないための機能である「後続車接近お知らせ機能」も対応しているので、必要最小限の機能は十分揃っています。
ZDR018がおすすめな人
安全運転支援重視・最新機能派の方:
- 運転支援機能をフル活用したい
- あおり運転対策を重視する
- 最新モデルを使いたい
- 500円の価格差は許容範囲
迷った時の決め手
正直、スペック的にはそれほど大きな違いはありません。ZDR017とZDR018では、数値上の違いはありますが、車両に取付けてしまえば、違いに気づかない範囲という評価もあるように、基本性能はほぼ同等です。
決め手となるポイント
価格差への納得感 – 500円の差をどう考えるか
最新モデルへのこだわり – 1年の発売時期差を重視するか
購入前に確認すべきポイント
車両適合性チェック
取り付け可能な車種確認:
- フロントガラスの傾斜角度
- サンバイザーとの干渉
- アイサイト等の先進安全装備との共存
特にアイサイト搭載車では、フロントのブラケットが左右角度固定になりましたというZDR043の変更点が影響する可能性があります。
必要な付属品・オプション
駐車監視機能を使いたい場合:
- HDROP-14(駐車監視・直接配線コード)が別途必要
- 常時電源の確保が必要
SDカード容量:
- 付属は32GB(数時間分)
- 長時間録画なら128GB以上推奨(保証範囲内)
音声案内機能の重要な違い
実は、ここに重要な違いがあります。ZDR043では録画スタート、ストップ、駐車監視の音声案内がありません。これ、実際に使ってみると結構気になるポイントかもしれません。
ZDR018では従来通り音声案内があるので、「ちゃんと録画開始してるかな?」という不安が軽減されます。
実際の取り付け体験談
添付されたブログの体験談を見ると、ミラー型のAZDR48/ZDR048でも「慣れは必要だけど視界が広がりとても便利だった」とあります。通常の一体型であるZDR043/ZDR018なら、設置も使用感もより簡単でしょう。
配線のコツ
- YouTube等の取り付け動画を事前確認
- 電源は既存のACCラインから分岐
- ケーブルは内張りの中を通してスッキリと
専用ビューアソフトの使い勝手
両機種とも専用のWindows用ビューアソフトが利用できます。ファイルは、拡張子AVI、30秒単位 50Mbyte/1ファイルで保存され、GPS情報も含めて再生できるので、事故時の状況確認には十分です。
よくある質問と回答
Q: 夜間の画質はどうですか? A: 夜間も、フロントはもちろんリアもPCでファイルを拡大すれば数字も読み取れています。特別すごくきれいというわけではありませんが、実用上は問題ありません。
Q: 駐車監視機能は使えますか? A: 両機種とも別売りのHDROP-14ケーブルが必要ですが、最長24時間の駐車監視が可能です。
Q: 操作は難しくないですか? A: デフォルトで、ほぼ問題なく使えます。設定項目は多いですが、初期設定のままで実用的に使えます。
他機種との比較も考慮に入れよう
実は、上位機種のZDR035がアマゾンで安く買える時があります。STARVIS搭載で夜間の撮影にも強い機種なので、夜間撮影を重視する方は、価格次第でZDR035も検討してみてください。
まとめ – あなたにピッタリの選択は?
比較結果の総括
基本性能: ほぼ同等(画質・サイズ・基本機能) 最大の違い: 運転支援機能の数(3項目 vs 7項目) 発売時期: ZDR018が1年新しい
最終的な購入判断基準
ZDR043を選ぶべき人:
- シンプルな機能で十分
- コストを最優先
- 音声案内は不要
ZDR018を選ぶべき人:
- 運転支援機能を重視
- 最新モデルがいい
- 音声案内が欲しい
- 500円の価格差は気にならない
正直なところ、どちらを選んでも基本性能に大きな差はありません。 スペック上は、大きな違いはないというのが実情です。
個人的には、せっかく買うなら運転支援機能が充実していて、音声案内もあるZDR018の方がおすすめですね。たった500円の差で7つの運転支援機能が使えるなら、コスパ的にも悪くないと思います。
ただ、本当にシンプルな録画機能だけで十分という方なら、ZDR043でも全く問題ありません。どちらもコムテック製で、スペックの選択が上手い感じで、全体的な完成度の高さを感じる良品ですから。
最終的には、あなたが重視するポイント(機能 vs 価格 vs 最新性)で決めるのが一番です。どちらを選んでも、国産メーカーの信頼性と3年保証で安心して使えますよ!