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【徹底比較】CY-ET2000DとCY-ET2010Dの違い パナソニックETC2.0車載器

ETC

みなさん、ETC2.0車載器の買い替えを検討していますか?最近、パナソニックから「CY-ET2010D」という新しいETC2.0車載器が登場し、前モデル「CY-ET2000D」の後継機種として注目を集めています。「買い替えるべきかな?」「どう違うの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、ETC2.0車載器「CY-ET2000D」と「CY-ET2010D」の違いを詳しく解説していきます。セキュリティ対応やスプリアス規格など、ちょっと難しい用語も出てきますが、わかりやすく説明していきますので、ぜひ最後までお付き合いください!

機能・特徴 CY-ET2000D(旧モデル) CY-ET2010D(新モデル) 重要度
新セキュリティ対応 ❌ 非対応<br>(2030年頃まで使用可) ✅ 対応<br>(2030年以降も使用可) ★★★★★
新スプリアス規格 ❌ 非対応<br>(当分の間は使用可) ✅ 対応<br>(今後も安心) ★★★★☆
カーナビ連動 ✅ 対応<br>(パナソニック製対応ナビのみ) ✅ 対応<br>(パナソニック製対応ナビのみ) ★★★☆☆
ETC2.0サービス ✅ 基本対応 ✅ 基本対応<br>+将来のサービス拡張に強い ★★★★☆
内部突起対応 ✅ 対応 ✅ 対応 ★★☆☆☆
適合車種 DC12V車専用<br>(二輪車不可) DC12V車専用<br>(二輪車不可) ★★★★☆
外形寸法 同等 同等 ★☆☆☆☆
価格帯 やや安い やや高い ★★★☆☆
将来性 ❌ 低い ✅ 高い ★★★★★
推奨度 △ 短期利用のみ ◎ ほとんどのケースで推奨

CY-ET2000DとCY-ET2010Dの基本スペック比較

まずは両モデルの基本的なスペックを比較してみましょう。

CY-ET2010Dの外形寸法は本体が幅70×高さ19×奥行106mm、アンテナ部が幅32.6×高さ11×奥行38.6mmです。前モデルCY-ET2000Dとほぼ同じサイズ感になっています。重量も本体が89g、アンテナが65gと、大きな変更はありません。

両モデルとも、DC12V車専用の設計となっており、DC24V車(主に大型トラックなど)には使用できませんのでご注意ください。無理に使用すると火災や故障の原因になる可能性があります。

接続コード類については、アンテナコードが3.5m、電源コード長さが3.5m、ナビゲーション接続コードが3mと、こちらも前モデルと同様の仕様です。

見た目のデザインも黒を基調としたシンプルなものとなっており、大きな変更点はありません。ただ、内部構造や対応規格については、いくつか重要な違いがありますので、これから詳しく見ていきましょう。

新セキュリティ対応について

CY-ET2010Dの最大の特徴は「新セキュリティ対応」であると言えるでしょう。これは非常に重要なポイントです。

国土交通省は、ETC利用者の決済情報を安全に保護するために、将来的にETCのセキュリティ規格の変更を予定しています。CY-ET2010Dは、この将来実施されるセキュリティ規格の変更後も安心して使用できる仕様となっているのです。

一方、前モデルのCY-ET2000Dなど従来のセキュリティ対応車載器は、セキュリティ規格の変更に伴い、使用期限が「最長で2030年頃まで」の予定とされています。つまり、2030年頃には使えなくなる可能性があるということです。

「2030年ならまだ先じゃないか」と思うかもしれませんが、車載器は比較的長く使うものですよね。今から買い替えるなら、できるだけ長く使えるものを選びたいところです。CY-ET2010Dなら新セキュリティ対応なので、2030年以降も使い続けられる可能性が高いと言えるでしょう。

スプリアス規格対応について

もう一つの重要な違いは「スプリアス規格対応」です。スプリアス規格とは、無線機器から発射される不要な電波の強度の許容値に関する規格のことです。

電波法関連法令の改正により、旧スプリアス規格に基づき製造されたETC/ETC2.0車載器の使用期限が、「2022年11月30日」から「当分の間」に改正されました。CY-ET2010Dは新スプリアス規格に対応しているため、2022年12月1日以降も使用できます。

前モデルのCY-ET2000Dも、恐らく当分の間は使用可能ですが、将来的な規制強化の可能性を考えると、CY-ET2010Dのほうが安心と言えるでしょう。

カーナビ連動機能について

CY-ET2010DもCY-ET2000Dと同様に、カーナビ連動タイプのETC2.0車載器です。これは重要なポイントですので、見落とさないようにしましょう。

カーナビ連動タイプというのは、単体では使用できず、パナソニックの対応カーナビゲーションとの接続が必要ということです。ナビ接続コードを使って接続することで、カーナビからの音声案内や、ETC2.0の様々なサービスが利用できるようになります。

対応するカーナビの機種によって受けられるサービス内容が異なりますので、お持ちのカーナビがCY-ET2010Dに対応しているかどうかは、パナソニックのカーナビ連動対応表(ETC2.0車載器)で必ずご確認ください。

もし対応していない場合は、新しいカーナビも同時に購入する必要が出てくるかもしれません。そうなると予算も大きく変わってきますので、事前の確認が大切です。

ETC2.0サービスの対応状況

ETC2.0の魅力は、単にノンストップで料金所を通過できるだけでなく、様々な付加価値サービスが利用できる点にあります。

CY-ET2010Dは、ETC2.0対応車載器として以下のようなサービスに対応しています:

  1. 高速道路での運転支援情報サービス
  2. ETC2.0限定割引
  3. 道の駅への一時退出などによる快適なドライブサポート

さらに今後は、道路交通情報や走行履歴・経路情報などのビッグデータを活用した新しいサービスも導入される予定です。

前モデルCY-ET2000Dも基本的なETC2.0サービスには対応していますが、CY-ET2010Dは将来のサービス拡張にも対応できるよう設計されていると考えられます。特に2030年頃以降も使用を考えている場合は、CY-ET2010Dのほうが将来性があると言えるでしょう。

取り付け方法と注意点

両モデルとも、取り付け方法に大きな違いはありません。

アンテナは基本的にフロントガラスに取り付けます。具体的には、フロントガラス上部中央(取付許容範囲内)に取り付けるのが推奨されています。この際、水平面を基準に20〜60°の範囲に取り付ける必要があります。

本体の取り付け位置は運転席足元やコンソールBOX内などが一般的です。

ここで特に注意したいのが、ETC2.0車載器の取り付けと配線には専門の知識と技術が必要という点です。添付資料には「安全のため必ずカーショップやカーディーラー等の専門のお店に取り付けをご依頼いただきますようお願いいたします」と明記されています。

自分で取り付けようとせず、専門店に依頼するのがベストです。また、通常のフロントガラスに取り付けられない場合(トラックやバスなど)は、別売りのアンテナ取付ブラケット(CA-AX926D)を使用することでダッシュボード上に取り付けることも可能です。

セットアップ手続きについて

ETC2.0車載器を使用するためには、セットアップ(車両情報の登録)が必要です。CY-ET2010DとCY-ET2000Dのセットアップ手続きは基本的に同じです。

セットアップに必要な書類は以下の通りです:

  1. 車検証(有効期間内)の鮮明な写し ※電子車検証の場合は、電子車検証+同時交付の自動車検査証記録事項の鮮明な写し
  2. 委任状・申込書の原本 ※必ずETC2.0車載器用のものを使用

これらの書類を一緒にセットアップ取扱店に提出する必要があります。なお、委任状・申込書には本人確認書類(運転免許証等)のコピーの貼付が必要です。会社名・法人名が入っている場合は、従業員証または名刺のコピーも必要となります。

ITS-TEAにより、委任状・申込書の原本をセットアップ登録店で5年間保管することが義務付けられていますので、原本は必ず提出しましょう。

また、二輪車ではご使用になれない点、同一の車検証で2台以上の車載器をセットアップすることは不正行為とみなされるなど、いくつか注意点もあります。

価格比較とコストパフォーマンス

CY-ET2010DとCY-ET2000Dの価格差は、販売店やキャンペーンによって異なりますが、一般的にはCY-ET2010Dのほうがやや高めに設定されています。ただし、その差は数千円程度であることが多いようです。

セットアップ費用は両モデルで変わりませんので、純粋な本体価格の差だけを考慮すれば良いでしょう。

長期的な視点で考えると、新セキュリティ対応や新スプリアス規格対応など、将来的な使用を考慮した機能が搭載されているCY-ET2010Dのほうがコストパフォーマンスは高いと言えます。特に、2030年以降も車を使い続ける予定がある方には、CY-ET2010Dをおすすめします。

また、アンテナ取付ブラケットなどのオプション品は共通で使用できるものが多いので、前モデルからの買い替えの場合は、一部の部品を流用できる可能性もあります。

ETC2.0の内部突起対応と安全性

両モデルとも「内部突起対応」となっています。これは、ドライバーや同乗者を傷つけないよう、国土交通省が定める内部突起に係る保安基準に準拠しているという意味です。

自動車が衝撃を受けた場合でも、乗車人員にとって安全な部品形状となっているため、安心して使用できます。この点は、安全性を重視する方にとって重要なポイントでしょう。

まとめ:買い替えるべきか?

ここまでCY-ET2000DとCY-ET2010Dの違いについて詳しく見てきましたが、結局のところ買い替えるべきなのでしょうか?以下にケース別のアドバイスをまとめてみました。

買い替えを強くおすすめするケース:

  • 2030年以降も長く使い続けたい方
  • 最新のセキュリティ規格に対応したものを使いたい方
  • 将来的なETC2.0サービスの拡張に備えたい方

今すぐの買い替えは急がなくても良いケース:

  • 数年以内に車の買い替えを予定している方
  • 予算的に厳しく、現在のCY-ET2000Dに不具合がない方
  • レンタカーなど短期間の使用を前提としている方

いずれにせよ、CY-ET2010Dは「新セキュリティ対応」「新スプリアス規格対応」という二つの大きなアドバンテージを持っています。今から新規で購入する場合は、断然CY-ET2010Dがおすすめです。

また、セットアップには車検証やその他書類が必要となり、手続きにも時間がかかりますので、余裕を持って準備することをおすすめします。

最後に、ETC2.0車載器の取り付けは必ず専門店に依頼するようにしましょう。安全のためにも、正しく設置することが何よりも大切です。

この記事が皆さんのETC2.0車載器選びの参考になれば幸いです。快適なドライブライフをお楽しみください!

補足:将来のETC技術の展望

CY-ET2010Dのような最新規格に対応した車載器であれば、そうした技術の進化にもある程度対応できる可能性が高いでしょう。技術の進化に興味がある方は、最新モデルへの投資が将来的にも有益かもしれませんね。

皆さんの車ライフに合わせて、最適な選択をしてください!

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