ドライブレコーダーを選ぶとき、「どのモデルを買えばいいんだろう?」って迷いますよね。
特にユピテルの3カメラドラレコ「marumie」シリーズは、360度カメラとは違ったアプローチで死角のない録画を実現した画期的なモデルとして人気があります。
現在、このシリーズの最新モデルがY-3200なんですが、実は一つ前のモデルY-3100もまだバリバリ現役で販売されているんです。
「新しいモデルの方がいいに決まってる!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。価格差が約1万3千円もあるんですよ。この差は大きいですよね。
では、Y-3200とY-3100、実際にどこがどう違うのか?そして、あなたにとってどちらがベストな選択なのか?
今回は実際のユーザーレビューも交えながら、この2機種を徹底的に比較していきたいと思います。
結論として、最高スペック志向ならY-3200、実用性とコスパならY-3100という選択になります。
個人的には、今の価格差を考えるとY-3100でも十分だと思いますが、「どうせ長く使うものだし、最新がいい」という考えも全然アリです。
Y-3200とY-3100の基本スペック比較
まずは全体像を把握するために、主要スペックを表にまとめてみました。
| 項目 | Y-3200(最新) | Y-3100(前モデル) |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年4月 | 2022年頃 |
| センサー | STARVIS 2 | STARVIS |
| 起動時間 | 最速2秒 | 最速2秒 |
| 車内カメラ画角 | 対角158度 | 対角162度 |
| 駐車監視時間 | 最大24時間 | 最大12時間 |
| 自動駐車監視切替 | ○ | ○ |
| 追加費用なしで駐車監視 | ○ | ○ |
| 参考価格(2025年10月時点) | 約3.8万円 | 約2.5万円 |
こうして見ると、基本的な部分はかなり共通しているのが分かりますね。
では、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
Y-3200で進化した3つのポイント
1. STARVIS 2採用による夜間性能の向上
Y-3200の最大の進化ポイントは、何と言ってもセンサーがSTARVIS 2になったこと。
「STARVIS 2って何?」という方のために簡単に説明すると、ソニーが開発した高感度センサーの最新版です。従来のSTARVISよりもさらに暗い場所での撮影性能が向上しているんです。
実際の映像を比較した動画を見ると、確かに違いが分かります。
具体的な改善点:
- 白飛びの軽減:対向車のヘッドライトを受けても、周囲の情報がしっかり残っている
- シャドー部の明るさ改善:街灯がない暗い道でも、より明るく撮影できる
- ノイズの低減:全体的に映像がクリアで、ざらつきが少ない
ただし、これはあくまで「並べて比べると分かる」レベルの違いです。
Y-3100単体で見ても十分に高画質ですし、ナンバープレートの識別なども問題なくできます。夜間走行が特に多い方や、「とにかく最高の画質が欲しい!」という方以外は、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。
2. 駐車監視機能の大幅延長(12時間→24時間)
これは地味だけど、実は結構大きな進化ポイントです。
Y-3100では最大12時間だった駐車監視が、Y-3200では最大24時間に延長されました。
こんな方に特に有効:
- 日中、長時間駐車することが多い方
- 旅行先での駐車時も録画しておきたい方
- 空港や駅の駐車場に長時間停める機会がある方
ただし注意点として、24時間フルで駐車監視を使うと、当然ながら車両バッテリーへの負荷は大きくなります。
ユピテルの駐車監視機能はバッテリーの電圧を監視して、一定以下になると自動停止する仕組みになっているので、バッテリー上がりの心配は少ないですが、車の使用頻度が低い方は注意が必要です。
3. 車内カメラの画角微調整(162度→158度)
これは正直、「改善」なのか「変更」なのか微妙なところです。
Y-3100では対角162度だった車内カメラの画角が、Y-3200では158度に若干狭くなっています。
わずか4度の違いなので、実用上の影響はほぼありません。後部座席の様子や、車内全体を記録するという目的においては、どちらも十分な画角を確保しています。
おそらくSTARVIS 2センサーの特性に合わせた最適化だと思われますが、ユーザーとしては「気にしなくてOK」レベルの変更点ですね。
Y-3100のメリット・Y-3200との共通点
「じゃあY-3100はもう古いの?」と思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
両モデル共通の優れた機能
Y-3100もY-3200も、以下の機能は共通して持っています。
1. 3カメラ構造による360度近い画角
これこそがmarumieシリーズ最大の特徴。フロント、リア、車内の3つのカメラで、ほぼ死角なく録画できます。
360度カメラのように映像を引き伸ばさないので、画質の劣化もありません。「必要な場所を、必要な画質で」という合理的な設計です。
2. 最速2秒の高速起動
エンジンをかけてから録画開始までわずか2秒。
初代のY-3000は6秒以上かかっていたので、この進化は本当に大きいです。駐車場を出た直後のヒヤリハットもしっかり記録できます。
3. 自動駐車監視切替機能
エンジンを切ると自動的に駐車監視モードに切り替わります。
初代Y-3000ではスイッチでの手動切替が必要だったので、これも重要な進化点。切り替え忘れの心配がありません。
4. 標準で駐車監視対応(追加費用不要)
他社製品では別売りのケーブルやバッテリーが必要なことも多いですが、Y-3100もY-3200も標準装備。余計な出費が不要なのは嬉しいポイントです。
Y-3100が今でもおすすめな理由
実は、価格.comやAmazonのレビューを見ると、2025年10月現在でもY-3100を購入する方は多いんです。
その理由は明確:
✅ 約1万3千円の価格差は大きい
Y-3200が約3.8万円に対し、Y-3100は約2.5万円。この差額で、SDカードや取り付けステーなどのオプション品が買えちゃいます。
✅ 実用性では大差がない
夜間性能の向上や24時間駐車監視は魅力的ですが、「絶対に必要」というほどではありません。Y-3100でも十分に高性能です。
✅ 「ドラレコは安全運転のサポートツール」と考えるなら十分
事故時の証拠映像として、Y-3100でも何の問題もありません。必要な情報はしっかり記録できます。
ユーザーレビューから見る本音の評価
実際に購入した方々はどう感じているのか、リアルな声を見てみましょう。
Y-3200のユーザーレビュー
良い評価:
「Y-3000が故障したので最新型のY-3200に交換しました。ミリ波レーダーで動体検知する駐車監視機能に魅力を感じました。バッテリー電圧管理もしっかりしているので安心です。」
「本体だけの入れ替えで済んだので簡単でした。暗所性能アップの文句に釣られて、3100から買い替えました(笑)」
気になる評価:
「最近のクルマはセンターミラーの裏側にセンサーが多く、ドラレコを設置する場所が限られる。この商品のステーでは理想的な設置ができませんでした。オプションパーツもなく、社外品のステーを利用する工夫が必要でした。」
「少ないボタンに機能を盛り込んでいるため直感的な操作が難しく、緊急時は混乱すると思う。商品的には良いものだと思うが、実際の使用を考えると設計の詰めが甘いと感じました。」
Y-3100からの買い替えは必要?
結論から言うと、Y-3100を持っている方がY-3200に買い替える必要性は低いです。
あるユーザーさんのレビューにもこうありました:
「暗所性能アップの文句に釣られて、3100から買い替えた(笑)。本体だけの入れ替えで済んだので簡単交換。見た目は全く同じで、進化はよくわからない。」
正直ベースでの感想ですね(笑)。
もちろん並べて比較すれば違いは分かりますが、日常使いでその差を実感できるかというと微妙なところ。
Y-3100が故障したり、どうしても24時間駐車監視が必要になったりした場合以外は、無理に買い替える必要はないでしょう。
【結論】あなたにおすすめなのはどっち?
さて、ここまで両モデルを比較してきましたが、結局どちらを選べばいいのか?
用途や予算によって変わってきますので、パターン別に整理してみました。
Y-3200がおすすめな人
こんな方には、多少高くてもY-3200をおすすめします。
✅ 常に最新スペックを求める方 「どうせ買うなら最新モデルがいい!」というガジェット好きな方。気持ちよく使えることも大事です。
✅ 夜間走行が特に多い方 深夜の配送業や夜勤が多い方など、暗い時間帯の走行が中心なら、STARVIS 2の恩恵を受けやすいです。
✅ 長時間駐車監視を重視する方 日中の長時間駐車が多い場合、24時間駐車監視は心強い味方になります。
✅ 予算に余裕がある方 1.3万円の差額が気にならないなら、新しい方を選んでおけば間違いありません。
Y-3100がおすすめな人
一方、こんな方にはY-3100の方がコスパが良いと思います。
✅ コストパフォーマンス重視の方 1.3万円の差は大きいです。その分、他のカー用品やガソリン代に回せますよね。
✅ 実用性重視で十分な性能があればOKな方 「証拠映像が残ればそれでいい」という考えなら、Y-3100で必要十分です。
✅ 初めて3カメラドラレコを買う方 まずはY-3100で3カメラの便利さを体験してみて、次回買い替え時に最新モデルを検討するのもアリです。
✅ ドラレコは安全運転サポートツールと考える方 事故を防ぐための注意喚起機能や、万が一の際の記録装置として考えるなら、Y-3100でも何の問題もありません。
迷ったらこう考えよう
「1.3万円の価値をどこに見出すか」
これが判断基準です。
- STARVIS 2による夜間性能向上
- 24時間駐車監視
- 最新モデルという満足感
これらに1.3万円払う価値があると思えば→Y-3200
「そこまで必要ないかな」と思えば→Y-3100
ちなみに私個人の意見としては、2025年10月時点ではY-3100の方がコスパが良いと感じます。
Y-3200の価格がもう少しこなれてきて、2モデルの価格差が5千円程度になれば、迷わずY-3200をおすすめしますけどね。
よくある質問(FAQ)
最後に、よくある質問をまとめておきます。
Q1. Y-3200とY-3100の画質は大きく違いますか?
A. 並べて比較すれば違いは分かりますが、Y-3100単体で見ても十分高画質です。ナンバープレートの識別など、実用上の問題はまったくありません。夜間性能にこだわる方以外は、気にしなくても大丈夫です。
Q2. 1.3万円の価格差は妥当ですか?
A. 新しいセンサーや機能向上を考えれば技術的には妥当ですが、実用面での体感差を考えると「ちょっと高いかな」というのが正直なところ。今後価格がこなれてくれば、より魅力的になると思います。
Q3. Y-3100はいつまで販売されますか?
A. メーカーの正式発表はありませんが、現時点(2025年10月)でも主要ECサイトで普通に購入できます。在庫が豊富なうちは当分販売が続くと思われます。
Q4. Y-3000から買い替えるならどちらがいい?
A. Y-3000からの買い替えなら、絶対にY-3100以上をおすすめします。起動時間の短縮、自動駐車監視切替、追加費用なしでの駐車監視など、基本性能が大きく向上しているので、その恩恵は確実に感じられます。Y-3100とY-3200のどちらにするかは、上記の判断基準を参考にしてください。
Q5. 取り付けは自分でできますか?
A. 配線の取り回しなど、ある程度のDIYスキルがあれば可能です。ただし、レビューにもあったように、最近の車はフロントガラス周りにセンサーが多く、取り付け位置に工夫が必要な場合も。自信がない方や、きれいに配線を隠したい方は、カー用品店での取り付けサービスを利用するのがおすすめです。
まとめ
ユピテルのY-3200とY-3100、両モデルを徹底比較してきました。
ポイントをおさらいすると:
- Y-3200の進化点:STARVIS 2センサー、24時間駐車監視、若干の画角調整
- 共通の優れた点:3カメラ構造、2秒高速起動、自動駐車監視切替、追加費用なしの駐車監視
- 価格差:約1.3万円(2025年10月時点)
大切なのは、あなた自身の使い方や予算に合った選択をすること。
どちらを選んでも、3カメラドラレコとしての完成度は非常に高く、360度近い画角と高画質を両立したmarumieシリーズの魅力を存分に味わえますよ。
安全運転のお供として、ぜひ自分に合った一台を見つけてくださいね!
※この記事の価格情報は2025年10月時点のものです。最新の価格は各販売サイトでご確認ください。
※ドライブレコーダーの取り付けは、車種や環境によって異なります。不安な場合は専門店にご相談ください。

